前回のブログで私は日本式ペンホルダーと書いたところ、子供のころから卓球好きで、私と同じペンホルダーという知人からこんなメールが届きました。

 「自分の手にフィットするように指が当たるところをやすりで削ってました」

 そうでした。そうでした。私もやってました。
 ラケットのグリップを削っていたのを思い出しました。


kopi- (写真は私が長年愛用している日本式ペンホルダーのラケットで、グリップを削っています)

 シェークハンドのラケットは、ストレート、フレア、アナトミック、コミックとグリップにいろいろな種類があり。自分にあった握りやすいグリップのラケットを選ぶことができます。

 対してペンホルダーのラケットは、しっくりした握りになるように自分でグリップを削っていました。

  ペンホルダーのラケットのグリップは、主にコルクでできています。木材、あるいは木材とコルクでできたものもありますが、コルクなので比較的柔らかくて削るのは苦になりません。

 まずカッターでグリップ裏の人差し指と親指の間の手が当たる部分を削ります。角を削り落とし、丸みをつけて手が当たってもいたくないようにします。

 今度は表の人差し指で握る部分、次いで親指で握る部分を削ります。

 手にしっくりくるように確認しながら削っていきます。

 カッターで削ったあとは、粗い紙やすりと細かい紙やすりを使ってならします。
 握ってみて、削り足りない部分や微調整が必要な部分は、カッター、あるいは紙やすりで仕上げていきます。

 スポーツは何でもそうだと思いますが、自分が使う用具を自分に合うように手直ししていくのは楽しい作業です。

 私は不器用で粗削りな作業もいいところですが、それでも自分にフィットしたラケットに仕上がれば愛着が湧いてくいるというものです。

 いまでは日本式ペンホルダーを使って世界で活躍している日本人選手は、ほとんど見られなくなってしまいました。

 かつて日本式ペンホルダーが世界を席巻した時代を知るシニア卓球愛好者としては、ペンホルダーに拘り続けていきたいと思います。

    つづく


  
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