卓球爺さんのblog

下手ですが卓球が大好きな爺さんです。参加資格60歳以上の卓球サークルで週2回、楽しんでいました。ただ、2年半前にがんを患い、いまは卓球に復帰できるようになるのを願って懸命にリハビリ中です。

「ハワイアンバンドやりません?」の突然のお誘いに面食らう

    
         
 
 シニア卓球サークルの練習は午前9時から12時までです。
 練習が終わると、高齢者複合施設1階にある喫茶コーナーで、都合のよい人が参加して、しばしコーヒータイムです。 


 ギター3ちょっとしたお菓子つきで、コーヒー(紅茶)が1杯100円。
 
 自販機の紙コップではありません。

 ちゃんと係の人がいて、カップにコーヒーを入れてくれます。

 みっちり練習したあと、1杯のコーヒーは格別。
 
 みなさん、このくつろぎの時間がひとつの楽しみになっているようです。

 話題はバラバラ。井戸端会議みたいなものです。

 「あそこの魚屋さん、なんでも新鮮で安いのよ」
 「また視力が落ちたみたいだな」
 「明日、誕生日で、82歳だよ」

 こんな日常の話で結構盛り上がります。

 ひととき過ごすと、みなさん、連れだってお昼を食べに行きます。「行ってらっしゃい!」   


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 そんなある日、食事に行くみなさんを見送ったあと、喫茶コーナーで白髪混じりの男性に話かけられました。
   
 「卓球ですか。いいですね。私は午後からハワイアンバンドの練習なんです」
 「学生時代からウクレレをやっていて、こんどここのハワイアンとは別にバンドをつくるんですよ」
 「ギターできる人を探しているんだけど、誰かいませんかね」
 
 「私、下手ですけどギターやりますけど」
 「でも、一人で楽しんでいるだけで、バンドは無理だな」

 「大丈夫、コードが弾ければ、いいんです」

 初対面だというのに、人当たりのいい白髪混じりの人の話に、徐々に私は巻き込まれているようです。
 
 「ハワイアンはやったことないしなぁ」

 「スチールを弾く仲間が、ギターやるので教えますよ」
 「心配することないですって」

 見ず知らずの私に、「よくここまで簡単に勧めるな」とこの男性に妙に感心してしまうのでした。

    つづく
 


 
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人生100年時代!多種多様なサークルが活動する高齢者施設

 
       
  
 シニア卓球サークルの練習場がある区の高齢者複合施設では、様々なサークルが活動しています。
30267054 カラオケ
 囲碁
 麻雀
 茶道
 書道
 川柳
 童謡
 ダンス
 気功
 ヨガ
 筋トレ
 体操
 ハワイアン演奏
 合唱
 卓球
 と多種多様です。

 利用できるのは、60歳以上の区民です。
 自主活動サークルの
40団体近くが登録し、年間約2万人が利用しているそうです。

 シニアがこんないろいろなサークルで活発に活動しているとは、驚きでした。


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 施設では、健康維持のための簡単な体操や歌のレッスンなどの教室を開いてもいます。

 また、年1回開く施設のお祭りでは、認知症サポーター養成講座、パソコンを使った名刺づくり、麻雀大会などの催しのほか、高齢者がつくった絵手紙、川柳、書道、陶芸などの作品が展示され、歌や踊り、楽器演奏なども披露されます。

 シニア卓球サークルのメンバーの中には、複数のサークルに所属している人もいて、思い思いに第二、第三の人生を楽しんでいます。

 「明日は筋トレがあるんだ」
 「麻雀は頭の老化防止にいいからね」 
 「妻はハワイアンバンドで歌ってるよ」

 シニアは元気です。
 超高齢化社会になり、人生100年時代といわれるなかで、健康寿命はどんどん伸びています。

 身近にこのような高齢者施設があることで、おじいちゃん、おばあちゃんがますます元気になることでしょう。



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シニアが“若返る”ダブルス練習試合は楽し!

    
           
 
 「ダブルス、やらない?」
 「いいわね。試合しましょ」
 「面白いね。やろう、やろう」

 シニア卓球サークルでは、参加者が少ない日や、途中で帰った人が多いときは、ダブルスの試合をすることがありました。


 ダブルス3台の卓球台があって、参加者が5、6人になると、休む時がなくなってきます。
 ボール拾いもいなくなってしまいます。

 いつも通りの練習をやっているだけでは、さすがに飽きてくることもあって、少ない人数になったのでゲームを楽しもうというわけです。

 じゃんけんポンで数組のペアを決め、空いた人が審判員を務めます。       

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 「私に、できるかしら?」と試合に尻込みする人もいますが、「大丈夫、楽しいから」と誘われるとまんざらでもなさそうに、「やるわ」と意気込みをみせます。

 そうなんです。みなさん、試合が本当は好きなんです。試合がしたいんです。

 シングルスだと難しい人でも、ダブルスなら楽しめそうです。

 急造ペアばかりなので、なかなか意気が合うというわけにはいきません。
 なかには、交互に打つことを知らずに、全部自分一人で打ち返えそうとするご婦人もいます。
 
 「あなた、ダブルスは入れ替わりに打つのよ」
 「あら、そうなの。知らなかったわ」

 「ずっと動かないで立たれたら、私が打てないわ」
 「打ったら、すこし動いて、空けてね」
 
 そんなこんなで、若返ったようにみんなで大笑いです。シニア卓球ならではの和やかな空気が流れます。       

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 ある程度の経験者4人がそろったダブルスの試合は、なかなかの好試合になります。
 
 「3打目で決めて!」
 「よっしゃ、任しとけ!」

 気合が入り、いつしか真剣勝負になってきます。
 ラリーが続き、ドライブの効いたボールが台上に突き刺さるように決まると、「ナイスボール」の声が飛びます。

 接戦にになると、気を抜けません。ミスすると、ペアを組んだ人に申し訳ない、そんな気にもなってきます。
 接戦を制して勝てば、「やった」とペアとハイタッチ。負ければ「悔しい」と雪辱を誓うのでした。

 シニアにとってダブルスの練習試合は、最高に楽し、です。

    つづく

  (写真と当サークルは関係ありません)

 
 
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試合慣れしたベテランは相手の弱点をすぐに見抜く

 
       
 
 シニア卓球サークルの“ボス”は寡黙ですが、存在感があります。
 おなかの出た身体を常にユニフォームで包み、卓球爺さんの貫禄十分です。


 4e564b072d6aef06a48d2ad2ebf1cae9毎回、開始時間前に練習場に着いて、開始早々に練習をはじめます。
 遅れてくる人が多い中で、無遅刻、無欠勤はさすが“ボス”です。
 
かといって3時間みっちりやりません。

 
おむね2時間くらい過ぎると、静かに練習場を後にします。

 
自分で満足いく練習をしたら、それで充分ということなのでしょう。
 
 「あら、ボスは帰ったのかしら?姿が見えないわね」
 「そうみたいよ。さっき黙って出て行ったから」

 誰にも干渉されず、マイペースで居られるのが、シニア卓球サークルのいいところです。“ボスは”その典型例といえるでしょう。  


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 この“ボス”は時々、私に「次、やりましょう」と声をかけてきました。
 「試合形式でいきますよ」というのです。

 私はレクリエーション卓球ですので、試合慣れしていません。
 サークルでも試合形式の練習はあまりやったことがありません。
 地域の大会出場の常連である“ボス”にしてみれば、ラリーの練習だけでは飽き足らないのでしょう。
 なぜ、私を指名したかは分かりませんが、折角のお誘いですから、喜んでやらせていただきました。

 “ボス”がサービスです。
 私は下回転のカットボールをツッツキで返します。
 3打目、“ボス”は私のフォアサイドに鋭角の強いボールを打ち込んできました。
 私は打ち返せません。

 3打目、今度は私のバックサイトを狙ってきます。
 すぐに私の弱点を見抜いたのでしょう。
 私はブロックしてなんとか返球します。
 “ボス”は、それを待ってましたとばかりに、私のフォアサイドの空いたスペースに鋭角の速いボールが打ち込みます。
 私はフットワークを使ってフォアサイドに動き、いっぱいに腕を伸ばしてもボールに届きません。

 “ボス”は私の弱点を見つけたら、そこをとことん突いてきました。
 試合不慣れな私には大いに勉強になりました。

 果たして私でお相手になったのかどうか?
 「また、やりましょう」と“ボス”は言ってくれたので、まずますだったのだと思っています。

 いや、社交辞令で、そう言ったのかも知れませんが…。

  つづく

 (写真と当サークルは関係ありません)
 


 

 

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綺麗なフォアフォームは、おまわりさんの敬礼から!

   
         
 
 「あなた、フォームがきれいね!」
 「うん、本当に。いいフォームしているわね」
 「 決まってるじゃない!」

 気恥ずかしいですが、「あなた」っていうのは私のことです。
 シニア卓球サークルのご婦人たちが、そう言って褒めてくれたんです。

 「そうですか?」と一応謙遜する私でしたが、内心、嬉しくなりました。


素振り フォームが綺麗などと褒められたのははじめてでした。

 ご婦人たちにからかわれているんじゃないか、と思いましたが、数人から度々言われるので、まんざらでもなくなりました。

 そうなると、ちょっと意識してしまって、フォームが硬くなってしますのが私の情けないところです。

 「どこかで習ったの?」
 そう聞かれましたが、卓球教室などには通ったことはありません。
 特別に習ったことはないのです。

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 ただひとつ、これが当たっているかどうかは分かりませんが、思い当たることがあります。

 スペシャルオリンピックス日本・東京で卓球のボランティアコーチをしていた時でした。

 「おまわりさんの敬礼みたいにラケットを振ってね」

 「おまわりさんは、手を下から耳にところに持ってきて敬礼するでしょ!」

 「そうそう、敬礼を真似てみて」

 子供たちにこう言ってラケットの振り方をコーチしていたんです。

 子供たちはみんな、おまわりさんの敬礼は知っているので、ラケットを持って真似してくれます。
 ラケットを横振りしていた子も、徐々にですが斜め下から上にラケットが振れるようになっていきます。

      
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 おまわりさんの敬礼は、ベテランコーチのアイデアでした。
 この方は日本卓球界のレジェンド、荻村伊智朗さんの日本大学卓球部時代の後輩で、大学時代に大いに活躍されました。

 その元名選手の教えですから、私も敬礼を意識してラケットを振るように心がけました。
 私のフォームが綺麗、と言ってくださるなら、これが原点だったように思います。

 
 

 


 
 
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