「あなた、フォームがきれいね!」
「うん、本当に。いいフォームしているわね」
「 決まってるじゃない!」
気恥ずかしいですが、「あなた」っていうのは私のことです。
シニア卓球サークルのご婦人たちが、そう言って褒めてくれたんです。
「そうですか?」と一応謙遜する私でしたが、内心、嬉しくなりました。
フォームが綺麗などと褒められたのははじめてでした。
ご婦人たちにからかわれているんじゃないか、と思いましたが、数人から度々言われるので、まんざらでもなくなりました。
そうなると、ちょっと意識してしまって、フォームが硬くなってしますのが私の情けないところです。
「どこかで習ったの?」
そう聞かれましたが、卓球教室などには通ったことはありません。
特別に習ったことはないのです。
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ただひとつ、これが当たっているかどうかは分かりませんが、思い当たることがあります。
スペシャルオリンピックス日本・東京で卓球のボランティアコーチをしていた時でした。
「おまわりさんの敬礼みたいにラケットを振ってね」
「おまわりさんは、手を下から耳にところに持ってきて敬礼するでしょ!」
「そうそう、敬礼を真似てみて」
子供たちにこう言ってラケットの振り方をコーチしていたんです。
子供たちはみんな、おまわりさんの敬礼は知っているので、ラケットを持って真似してくれます。
ラケットを横振りしていた子も、徐々にですが斜め下から上にラケットが振れるようになっていきます。
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おまわりさんの敬礼は、ベテランコーチのアイデアでした。
この方は日本卓球界のレジェンド、荻村伊智朗さんの日本大学卓球部時代の後輩で、大学時代に大いに活躍されました。
その元名選手の教えですから、私も敬礼を意識してラケットを振るように心がけました。
私のフォームが綺麗、と言ってくださるなら、これが原点だったように思います。
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