卓球爺さんのblog

下手ですが卓球が大好きな爺さんです。参加資格60歳以上の卓球サークルで週2回、楽しんでいました。ただ、2年半前にがんを患い、いまは卓球に復帰できるようになるのを願って懸命にリハビリ中です。

シニア卓球

シニアが“若返る”ダブルス練習試合は楽し!

    
           
 
 「ダブルス、やらない?」
 「いいわね。試合しましょ」
 「面白いね。やろう、やろう」

 シニア卓球サークルでは、参加者が少ない日や、途中で帰った人が多いときは、ダブルスの試合をすることがありました。


 ダブルス3台の卓球台があって、参加者が5、6人になると、休む時がなくなってきます。
 ボール拾いもいなくなってしまいます。

 いつも通りの練習をやっているだけでは、さすがに飽きてくることもあって、少ない人数になったのでゲームを楽しもうというわけです。

 じゃんけんポンで数組のペアを決め、空いた人が審判員を務めます。       

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 「私に、できるかしら?」と試合に尻込みする人もいますが、「大丈夫、楽しいから」と誘われるとまんざらでもなさそうに、「やるわ」と意気込みをみせます。

 そうなんです。みなさん、試合が本当は好きなんです。試合がしたいんです。

 シングルスだと難しい人でも、ダブルスなら楽しめそうです。

 急造ペアばかりなので、なかなか意気が合うというわけにはいきません。
 なかには、交互に打つことを知らずに、全部自分一人で打ち返えそうとするご婦人もいます。
 
 「あなた、ダブルスは入れ替わりに打つのよ」
 「あら、そうなの。知らなかったわ」

 「ずっと動かないで立たれたら、私が打てないわ」
 「打ったら、すこし動いて、空けてね」
 
 そんなこんなで、若返ったようにみんなで大笑いです。シニア卓球ならではの和やかな空気が流れます。       

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 ある程度の経験者4人がそろったダブルスの試合は、なかなかの好試合になります。
 
 「3打目で決めて!」
 「よっしゃ、任しとけ!」

 気合が入り、いつしか真剣勝負になってきます。
 ラリーが続き、ドライブの効いたボールが台上に突き刺さるように決まると、「ナイスボール」の声が飛びます。

 接戦にになると、気を抜けません。ミスすると、ペアを組んだ人に申し訳ない、そんな気にもなってきます。
 接戦を制して勝てば、「やった」とペアとハイタッチ。負ければ「悔しい」と雪辱を誓うのでした。

 シニアにとってダブルスの練習試合は、最高に楽し、です。

    つづく

  (写真と当サークルは関係ありません)

 
 
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試合慣れしたベテランは相手の弱点をすぐに見抜く

 
       
 
 シニア卓球サークルの“ボス”は寡黙ですが、存在感があります。
 おなかの出た身体を常にユニフォームで包み、卓球爺さんの貫禄十分です。


 4e564b072d6aef06a48d2ad2ebf1cae9毎回、開始時間前に練習場に着いて、開始早々に練習をはじめます。
 遅れてくる人が多い中で、無遅刻、無欠勤はさすが“ボス”です。
 
かといって3時間みっちりやりません。

 
おむね2時間くらい過ぎると、静かに練習場を後にします。

 
自分で満足いく練習をしたら、それで充分ということなのでしょう。
 
 「あら、ボスは帰ったのかしら?姿が見えないわね」
 「そうみたいよ。さっき黙って出て行ったから」

 誰にも干渉されず、マイペースで居られるのが、シニア卓球サークルのいいところです。“ボスは”その典型例といえるでしょう。  


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 この“ボス”は時々、私に「次、やりましょう」と声をかけてきました。
 「試合形式でいきますよ」というのです。

 私はレクリエーション卓球ですので、試合慣れしていません。
 サークルでも試合形式の練習はあまりやったことがありません。
 地域の大会出場の常連である“ボス”にしてみれば、ラリーの練習だけでは飽き足らないのでしょう。
 なぜ、私を指名したかは分かりませんが、折角のお誘いですから、喜んでやらせていただきました。

 “ボス”がサービスです。
 私は下回転のカットボールをツッツキで返します。
 3打目、“ボス”は私のフォアサイドに鋭角の強いボールを打ち込んできました。
 私は打ち返せません。

 3打目、今度は私のバックサイトを狙ってきます。
 すぐに私の弱点を見抜いたのでしょう。
 私はブロックしてなんとか返球します。
 “ボス”は、それを待ってましたとばかりに、私のフォアサイドの空いたスペースに鋭角の速いボールが打ち込みます。
 私はフットワークを使ってフォアサイドに動き、いっぱいに腕を伸ばしてもボールに届きません。

 “ボス”は私の弱点を見つけたら、そこをとことん突いてきました。
 試合不慣れな私には大いに勉強になりました。

 果たして私でお相手になったのかどうか?
 「また、やりましょう」と“ボス”は言ってくれたので、まずますだったのだと思っています。

 いや、社交辞令で、そう言ったのかも知れませんが…。

  つづく

 (写真と当サークルは関係ありません)
 


 

 

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綺麗なフォアフォームは、おまわりさんの敬礼から!

   
         
 
 「あなた、フォームがきれいね!」
 「うん、本当に。いいフォームしているわね」
 「 決まってるじゃない!」

 気恥ずかしいですが、「あなた」っていうのは私のことです。
 シニア卓球サークルのご婦人たちが、そう言って褒めてくれたんです。

 「そうですか?」と一応謙遜する私でしたが、内心、嬉しくなりました。


素振り フォームが綺麗などと褒められたのははじめてでした。

 ご婦人たちにからかわれているんじゃないか、と思いましたが、数人から度々言われるので、まんざらでもなくなりました。

 そうなると、ちょっと意識してしまって、フォームが硬くなってしますのが私の情けないところです。

 「どこかで習ったの?」
 そう聞かれましたが、卓球教室などには通ったことはありません。
 特別に習ったことはないのです。

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 ただひとつ、これが当たっているかどうかは分かりませんが、思い当たることがあります。

 スペシャルオリンピックス日本・東京で卓球のボランティアコーチをしていた時でした。

 「おまわりさんの敬礼みたいにラケットを振ってね」

 「おまわりさんは、手を下から耳にところに持ってきて敬礼するでしょ!」

 「そうそう、敬礼を真似てみて」

 子供たちにこう言ってラケットの振り方をコーチしていたんです。

 子供たちはみんな、おまわりさんの敬礼は知っているので、ラケットを持って真似してくれます。
 ラケットを横振りしていた子も、徐々にですが斜め下から上にラケットが振れるようになっていきます。

      
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 おまわりさんの敬礼は、ベテランコーチのアイデアでした。
 この方は日本卓球界のレジェンド、荻村伊智朗さんの日本大学卓球部時代の後輩で、大学時代に大いに活躍されました。

 その元名選手の教えですから、私も敬礼を意識してラケットを振るように心がけました。
 私のフォームが綺麗、と言ってくださるなら、これが原点だったように思います。

 
 

 


 
 
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シェークハンド主流で、今や珍しくなった日本式ペンホルダー

    
       

 卓球のラケットの握り方には、大きくわけてシェークハンドとペンホルダーの2種類ありますが、私はペンホルダーです。

ペン2 そのペンホルダーにも日本式と中国式があり、私はラバーが片面のいわゆる日本式ペンホルダーです。
 中国式ペンは両面ラバーです。
 
 シニア卓球サークルの参加者のほとんどは今、主流のシェークハンドです。

 両面ラバーなのでフォアハンド、バックハンドどちらにも対応しやすく、とくにバックハンドに適しているところがシニア向けでもあります。

 それにシェークハンドは、ペンホルダーに比べて、あまり動かずにすむので、とくに年配者には好まれているのだと思います。

 またシェークハンドには、いろいろなグリップがあって、自分にあったグリップを選べるのもシニアには魅力です。
 オールラウンドなプレイが可能な「ストレート」、フィット感の高い「フレア」、握りやすさが魅力の「アナトミック」、フレアよりも太いグリップの「コミック」といろいろあります。

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 サークルの女性陣はみなさん全員がシェークハンドです。

 卓球台からあまり離れずに、どっしりと立ち、フォアもバックも同じようにボールをさばきます。バックはさほど動かずに打ち返せるので、足腰の弱った高齢者に適しています。

 足腰の運動をするには、もう少し足を動かしたらいいのにと思いますが、練習だとバックもフォアと同じ立ち位置で手を伸ばせば打ててしまうので、足の運動にはなっていなんじゃないかなぁ、と老婆心ながら思ってしまいます。

 もう一つの握り方、ペンホルダーは、私のほかに一人だけです。

 卓球歴が相当長いとみえる、
80歳を超えている男性で、背筋が伸びてシャキッとしていて。構えた姿勢が“恰好よく様になっています。

 日本で昔からなじみがあるのがペンホルダーですから、この方は子供のころから卓球をされてきたのではないでしょうか。

 「練習なんだからフォアならフォア側に返して」
 「ただ、やみくもに打ってもダメ」
 「対角線上の決まったところにボールを打ち返すように練習して」
 「狙ったところに打てるようにならないと」

  指示、指導の仕方も適格で、この方はサークルのコーチ格でもあります。

  この方と私はぜひ、お手合わせをしたいと思っていたのですが、練習ローテーションのめぐりあわせが悪く、一度も練習することができませんでした。

 日本式ペンの私は、自分自身でフォアハンドはまずまずと思っているのですが、バックバンドが苦手です。
 ついつい練習でもフォアハンドばかりになり、バックハンドの練習がお留守になりがちです。


 この超ベテランのペンホルダーさんに、バックハンドの練習ができなかったのが悔やまれます。
        つづく

 


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スピード対応練習はニューボールでしたいけど!


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 卓球のボール(球)は消耗品です。

 下手な私が言うのもなんですが、古くなると、弾力性がなくなり、反発力が減退、スピードがでません。回転もかかりにくくなります。

 練習中にボールを踏んづけてつぶしてしまうこともあります。
 1日にどのくらの数のボールが使えなくなって廃棄されるか、数えたことはありませんが、補充していかないとボールの数がどんどん減っていきます。


ドライブ そこでシニア卓球サークルでは、一人毎月500円の会費を徴収して、主にボールの購入代に充てています。

 毎週2回、練習に参加するとして、月に8回ほど。それで会費500円ですから、1回100円にも満たないので安いものです。

 年金生活者がレクリエーションスポーツを楽しむうえで、ありがたい話です。

 ご婦人方の何人かはお菓子を買ってきて、休憩時に参加者にふるまっていますが、その方が参加費より支出額が大きいというのはご愛嬌でしょう。

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 「これニューボールよ」
 「新しいのはなんでも嬉しいわね」

 ドライブ打ちが大好きなスーパーウーマンは、ニューボールを手に喜々としています。

 「わぁ、スピードが全然違う」
 「打った時の感触がいいなぁ」
 「やっぱり若い(新しい)のは最高ね」

 などと相方のシニア男性を皮肉るかのようなことを言いながら、ガンガンとドライブボールを打ちまくっています。
 一段とスピードとパワーが増したように見えます。

 確かにニューボールは打音にハリがあって気持ちよく打て、ラリーが楽しくなります。
 台上での弾みもあるので、打ったあと、素早く構えないと、ボールのスピードに遅れてしまいがちです。

 古いボールとニューボールでは、こんなにも違うのか。
 できれば、いつもニューボールで練習したいなぁ。
 スピードに対応した練習はニューボールじゃないと。

 そんなふうに思ってしまいます。
 でも現実はそうはいきません。でも、それでいいんです。

 シニアに見合った練習ができればそれでOK。ニューボールが入ったときは、それだけで嬉しくなり、ラリーの楽しさが一段を増すというものです。

    つづく

  (写真と当サークルとは関係ありません)


 

 


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