卓球のラケットの握り方には、大きくわけてシェークハンドとペンホルダーの2種類ありますが、私はペンホルダーです。
そのペンホルダーにも日本式と中国式があり、私はラバーが片面のいわゆる日本式ペンホルダーです。
中国式ペンは両面ラバーです。
シニア卓球サークルの参加者のほとんどは今、主流のシェークハンドです。
両面ラバーなのでフォアハンド、バックハンドどちらにも対応しやすく、とくにバックハンドに適しているところがシニア向けでもあります。
それにシェークハンドは、ペンホルダーに比べて、あまり動かずにすむので、とくに年配者には好まれているのだと思います。
またシェークハンドには、いろいろなグリップがあって、自分にあったグリップを選べるのもシニアには魅力です。
オールラウンドなプレイが可能な「ストレート」、フィット感の高い「フレア」、握りやすさが魅力の「アナトミック」、フレアよりも太いグリップの「コミック」といろいろあります。
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サークルの女性陣はみなさん全員がシェークハンドです。
卓球台からあまり離れずに、どっしりと立ち、フォアもバックも同じようにボールをさばきます。バックはさほど動かずに打ち返せるので、足腰の弱った高齢者に適しています。
足腰の運動をするには、もう少し足を動かしたらいいのにと思いますが、練習だとバックもフォアと同じ立ち位置で手を伸ばせば打ててしまうので、足の運動にはなっていなんじゃないかなぁ、と老婆心ながら思ってしまいます。
もう一つの握り方、ペンホルダーは、私のほかに一人だけです。
卓球歴が相当長いとみえる、80歳を超えている男性で、背筋が伸びてシャキッとしていて。構えた姿勢が“恰好よく様になっています。
日本で昔からなじみがあるのがペンホルダーですから、この方は子供のころから卓球をされてきたのではないでしょうか。
「練習なんだからフォアならフォア側に返して」
「ただ、やみくもに打ってもダメ」
「対角線上の決まったところにボールを打ち返すように練習して」
「狙ったところに打てるようにならないと」
指示、指導の仕方も適格で、この方はサークルのコーチ格でもあります。
この方と私はぜひ、お手合わせをしたいと思っていたのですが、練習ローテーションのめぐりあわせが悪く、一度も練習することができませんでした。
日本式ペンの私は、自分自身でフォアハンドはまずまずと思っているのですが、バックバンドが苦手です。
ついつい練習でもフォアハンドばかりになり、バックハンドの練習がお留守になりがちです。
この超ベテランのペンホルダーさんに、バックハンドの練習ができなかったのが悔やまれます。
つづく
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